2004年10月20日

農村女性との意見交換会に出席

１０月２０日、大口善徳政務官は農林水産省で行われた農水省男女共同参画推進本部主催の「農村女性との意見交換会」に出席し、参加者との意見交換をしました。
岐阜、福岡、福島、北海道から来られた参加者からは農事組合法人設立当時の苦労話や法人の運営にあたって苦労している点について話があり、大口政務官は、①どうすれば法人化が進んでいくと考えるか、②女性雇用者の労務管理で注意する点は何か、③消費者の視点に立った工夫をしているかとの質問を参加者に投げかけました。
参加者からはそれぞれ、①については、３千万円の壁と１千万円超の事業者への消費税課税がなければもっと多くの農家が法人化に踏み切れるだろう。法人化はゴールではなく、ゴールに到達するための手段であり、目標に向かって進む意欲と親族だけではなく地域の理解が必要である。さらには、農事組合法人の役員も中小企業事業団の共済制度へ加入出来れば老後が安心だとの意見が出されました。②については、自分の経験に照らして労務管理をすることや、女性新卒者が安心して就職できるようにすることが必要だとの指摘がありました。③については、特に農薬の使用について、規制の程度に関わらず配慮している点や、生産の実態について積極的に消費者に情報提供して理解を得ていくことが重要である点などが挙げられる等、生産現場の貴重な声を聞くことができました。