大口よしのりの政策・実績

大口よしのり国会質問

大口よしのり国会質問

2004年11月10日

161-衆-農林水産委員会-3号 平成16年11月10日

○石田(祝)委員 大臣の率直な所感をお伺いいたしました。
続きまして、私、先日の本会議のときに、この異常気象というんでしょうか、大変な災害の中で農作物が被害を受けている、これはすなわち市場価格が上がっていく、消費者の皆さんの手元、口に入るときには大変な高い金額になっているのではないか、これの対策をどのようにとっていくか、こういうことも大臣にお伺いをいたしました。そのときに大臣がいろいろと対策をおっしゃっていただきましたけれども、その後、では現実に現時点で、消費者の側に立ったときに本当にその対策が有効にきいてきているかどうか、これをひとつ数字でお示しをいただければと思っております。

○大口大臣政務官 石田委員にお答えいたします。
今大臣から答弁がありましたように、大臣のもと、野菜の価格の高騰、これをきちっと対処しなきゃいけないということで、幹部会等でも連日議論をして、大臣からいろいろな矢継ぎ早の指示がございました。そういう中で緊急野菜供給対策を講じているわけでございます。
これまで取りまとめたところによりますと、十一月上旬から中旬にかけて、キャベツ、白菜、大根など三品目、三千百トンの出荷の前倒しが行われています。それから、ホウレンソウなどの軟弱野菜、生育期間の短い野菜の生育の促進について、十一月中旬に約九百トンの出荷の増加でございます。また、曲がったキュウリ等規格外のもの、キャベツ、大根、ネギ、白菜、レタスなどの通常では出荷されない野菜の出荷を進め、十一月中に六千五百トンの出荷の増加を見込まれるところでございます。
天候の回復に加えまして、こうした対策の実施によりまして、出荷量は全般的に増加をしております。主要な野菜の卸売市場の平均価格は、台風通過直後の平年比約二・五倍から、十一月八日現在、一・六倍まで低下をしております。キャベツ、レタスなどは一時の高値は脱したものの、依然として平年比二倍から三倍の高い水準にあり、このような葉物野菜の価格の回復にはさらに時間を要すると考えます。
ただ、私ども、小売価格の動向についても、今月初めから全国の量販店を対象にして、主要野菜九品目の小売価格の動向について食品価格予察パトロール緊急調査を開始しておりまして、今のところ、卸売価格の対平年の変動幅の範囲内に、小売価格の対平年の変動幅がその中にあるということで、小売価格の不当な値上げは行われていない、こういうふうに見ておるわけでございます。
今後とも、年末に向けて、年末という状況になってきますとまた値上がりというようなこともございますので、生産者等の協力を得つつ、野菜の安定供給と価格の早期安定に努めてまいりたい、こういうふうに考えております。

大口よしのりについて
大口よしのりについて
活動記録
活動記録
政策・実績
政策・実績
リンク集
リンク集

▲このページの先頭へ