大口よしのりの政策・実績

大口よしのり国会質問

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2005年4月19日

162-衆-農林水産委員会-11号 平成17年04月19日

○山田委員 きょうは不覚にも風邪を引いておりまして、ちょっと声が低いかと思いますが、この前のように、大臣、聞こえないということのないように、よく耳を澄まして聞いていただければと、そう思っております。
ところで、経営基盤強化法の前に、二つ三つBSEの問題に触れておきたいと思います。
BSEの問題で、アメリカの検査の中で、最初の一頭目は、私のいろんな調べでは、ウエスタンブロット法でやった。二頭目は、ELISA法の後、化学組織反応法ですか、延髄の細胞の切片を顕微鏡で見て、そして異常プリオンがあるかどうか判断する。それを二回やって、一回目の細胞の切片がクロと出た。ところが、二回目にシロと出たので、実際BSEではなかったという確認発表をしたわけですね、ウエスタンブロット法をやらなかった、二頭目は。
ウエスタンブロット法は、私の聞いているところでは、細胞を全部すりつぶしてやるから、目で見て、あるいは細胞の、いわゆる異常プリオンのない切片を見たりすることがないので、必ずわかる。そういう意味では、意図的に、いわゆるBSEが出ないような検査の方法しかしていないんじゃないか。実は、これを昨年の十二月七日に、プルシナー教授、いわゆるBSE問題でノーベル賞をもらった、お話ししたときに、プルシナー教授は全くそのとおりだと言っておりましたが、大臣でも副大臣でも結構です、いかがでしょうか。

○大口大臣政務官 では、私の方からお答えさせていただきます。
アメリカにおける確認検査法は、免疫組織化学検査が用いられております。検査材料が融解するなど免疫組織化学的検査に適さない、そういう場合に限ってウエスタンブロット法が用いられる、要するに、先生がおっしゃる、すりつぶしてやるというものですね。
アメリカがこの検査方法を採用するに当たっては、国際獣疫事務局、OIEが定める診断マニュアル等を考慮したと説明を受けておりますが、OIE基準によれば、確定検査の方法といたしまして、ウエスタンブロット法と免疫組織化学的検査とのいずれも用いることができる、こういうふうにもなっております。日本の場合は、これは両方やっておるわけでございますが、アメリカはそういう状況である。
いずれにしましても、米国産牛肉の輸入再開に当たっては、このような米国におけるBSE検査体制に関する情報についても、食品安全委員会に提出の上、米国産牛肉と国内牛肉の安全性に差があるかどうかについて諮問することとしております。

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