2007年5月8日

私学の自主性は重要―衆議院教育再生特別委員会で参考人質疑

５月８日、大口善徳議員は衆院教育再生特別委員会の教育関連法案に関する参考人質疑で、教員の事務負担軽減への貢献が期待される副校長新設を柱とする学校教育法改正案について、「保護者、地域、子どもたちにとっても、非常に有用」と評価し、参考人の見解を聞きました。
これに対し植木とみ子参考人（福岡市総合図書館館長）は、「多くの校長は決定的にマネジメント能力が不足している」と述べ、副校長の具体的な役割として危機管理や地域との交渉などを指摘。人選の一例として行政経験者の登用を挙げました。
さらに大口議員は、私立学校に関して教育委員会が知事に助言・援助できるようにする地方教育行政法改正案について、公明党が私立学校の自主性を尊重した運用を主張していることを紹介し、見解を求めました。
これに対し、田村哲夫参考人（日本私立中学高等学校連合会会長）は、知事に対する教育委員会による助言・援助について一定の必要性を認める一方で、私立学校の自主性尊重は重要との考えを強調し、公明党の主張に賛意を示しました。