5月10日に行われた衆議院教育再生特別委員会で大口善徳議員は、副校長などを新設する学校教育法改正案に関して「新しい職を設置する最大の目的は、教員が子どもと向き合える時間を確保することだと思う。この特別委員会で見解を聞いた参考人も一様にそう述べている」とし、政府の見解を求めました。
これに対し、伊吹文明文部科学大臣は、新しい職の設置で教員の事務負担軽減を進めていく意向を示した上で、「全体としては教職員の定数をどうするかが一番の問題」と指摘し、教育現場の人員拡充が必要との考えを示しました。
また、大口議員は、学校の第三者評価に関して政府の見解を求めました。これに対し伊吹文科大臣は、「イズム(主義)に関する評価や、心のあり方に関する教え方は慎重の上にも慎重を期して対応し、マネジメント(学校の運営)に関する評価を第三者評価においては優先すべき」と述べました。