3月27日に再審が決定したいわゆる袴田事件について、超党派の袴田巌死刑囚救援議員連盟(会長=塩谷立衆議院議員)は検察の即時抗告を断念するよう、28日に衆議院第2議員会館で記者会見を開き、その後、法務省に稲田伸夫官房長を訪ね、緊急声明を手渡しました。これには、世話人である大口よしのり衆議院議員、事務局次長の鈴木貴子衆議院議員が同行しました。
緊急声明では、検察に対し、静岡地裁の決定を最大限尊重することを要請しました。
申し入れの席上、大口議員は、「即時抗告はあってはいけない。とにかく早く最新を審議してもらい、無罪判決を要求していく」と強調しました。
その緊急声明を掲載します.
「袴田巌死刑囚救援議員連盟」緊急声明
昨日、袴田事件第二次再審請求審において、「再審を開始するとともに、刑事訴訟法448条2項により袴田に対する死刑及び拘置の執行を停止することとする。」との静岡地方裁判所の決定がなされました。
検察には、その決定を最大限尊重し、また地裁が「捜査機関が証拠を捏造した疑いがある」とまで指摘し、かつ「これ以上身柄拘束を続けることは、耐え難いほど正義に反する」とまで踏み込んだ事実を重く受け止め、最大限配慮の上、即時抗告を断念することを強く求めます。
平成26年3月28日 袴田巌死刑囚救援議員連盟