2015年11月9日

再犯防止へ対策議論―党ＰＴが初会合―出所者の就労支援が課題

公明党の再犯防止対策強化プロジェクトチーム（座長：遠山清彦衆議院議員）は１１月６日、参議院議員会館で初会合を開き、再犯防止対策の現状について法務省からヒアリングを行いました。これには、同ＰＴの顧問である大口よしのり国会対策委員長も出席しました。

席上、法務省は、「現在、約６割の犯罪が再犯者によるもので、刑務所への再入者の割合も５９.３％まで増加している」と指摘。「出所者を犯罪に“戻さない”ためには、出所後の仕事や居場所の確保が重要」との見解を述べました。

出席議員からは、「出所者を雇用する企業の負担を減らすため、支援を強化するべき」などの意見が出ました。

ＰＴは今後、対策をさまざまな観点から議論するほか、刑務所や少年院などの矯正施設を視察し、関係者から意見を聴取することにしています。