国際宇宙ステーション(ISS)に5か月間滞在し、昨年12月に帰還した宇宙飛行士・油井亀美也さんが2月26日、公明党文部科学部会(部会長=浮島智子衆議院議員)と宇宙の開発・利用委員会(委員長=斉藤鉄夫幹事長代行)が衆院第2議員会館で開いた合同会議で講演するとともに、山口那津男代表らと和やかに懇談しました。これには、大口よしのり国会対策委員長も出席しました。
講演で油井さんは、ISSへの補給物資打ち上げにロシアと米国が失敗する中、日本の無人補給機「こうのとり」の打ち上げが成功したことを紹介。さらに、ISSと「こうのとり」の結合任務では、油井さんがロボットアームでキャッチし、地上の通信担当を宇宙飛行士の若田光一さんが務めたことに触れ、「重要任務の要所を日本人が担当した。日本の宇宙技術への信頼が、さらに増している」と強調しました。
また、油井さんはISSの国際連携で国同士が友好関係を築いていることから、「ISSは平和の象徴だ。宇宙開発に政治の後押しをお願いしたい」と語りました。
山口代表は、「日本の宇宙技術が世界に存在感を示した。このバトンをつないでほしい」と激励しました。