大口よしのりの政策・実績

大口よしのり国会質問

大口よしのり国会質問

2018年3月27日

196-衆-予算委員会第八分科会-1号 平成30年02月23日

○大口分科員 公明党の大口善徳でございます。

 本日は、この分科会で質問をさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。

 まず、国道一号静清バイパスの清水立体の整備促進についてお伺いします。

 昨年の一月二十九日、石井大臣に御視察をいただきました、この国道一号静清バイパスの清水立体についてお伺いします。

 静清バイパスは、県都静岡市の東西交通の大動脈であり、国道一号の渋滞緩和や、国際拠点港湾清水港へのアクセス向上を目的とした道路であります。東名、新東名、中部横断自動車道とも高速道路ネットワークを結び、経済の好循環、災害時の救援活動など、さまざまなストック効果を生み出す社会基盤でございます。

 清水立体は、清水区横砂東町から八坂西町の二・四キロメートルを高架構造に変更する事業で、静清バイパスで唯一立体化が完了していない区間です。信号交差点が六カ所連続し、一日七万台前後の車両が通過することから激しい渋滞が発生し、この区間の死傷事故件数は立体区間よりも多く発生しております。

 清水立体の完成時期の見通しを一日も早く出せるよう、しっかりと予算を確保し、力強く事業を推進していただきたい、こう思っております。国土交通大臣の御所見を賜りたいと思います。

○石井国務大臣 国道一号静清バイパスの清水立体区間につきましては、静清バイパスの中で唯一立体化が完了していない区間であり、前後の区間と比べ速度低下が著しく、国際拠点港湾である清水港へのアクセスにも支障となっているなど、早期の立体化が必要であると認識をしております。

 私も昨年一月に現場を視察をさせていただきました。

 清水立体区間につきましては、平成二十年の都市計画決定以降、用地買収や埋蔵文化財調査、現道の切り回し工事等を進めておりまして、本年一月には起工式を開催をし、本体工事に着手をしたところであります。

 引き続き、地域の皆様の御協力をいただきながら、早期完成を目指して整備を進めてまいりたいと存じます。

○大口分科員 私も一月二十八日の起工式に副大臣と一緒に参加させていただきました。また、補正予算十八億円もつけていただいているわけでございまして、どうかよろしくお願い申し上げたいと思います。

 次に、政府は、訪日クルーズ旅客数を二〇二〇年に五百万人までふやすことを目標に掲げ、官民連携によるクルーズ拠点を整備するため、改正港湾法に基づき、昨年七月二十六日、国際旅客船拠点形成港湾に清水港など六港を指定していただきました。

 昨年、これも一月二十九日、石井大臣に御視察をいただいたわけでありますが、この清水港は、アジア最大のクルーズ会社ゲンティン香港と連携して港湾の整備を進めるとともに、ゲンティン香港の母港化、北東アジアクルーズの拠点化で、他社を含めた寄港回数を二〇二〇年に九十回、三〇年に百七十五回、また、二百回、三百回と大幅にふやしていきたい、こう考えているところであります。これを達成するためには、大型クルーズ船の二隻同時接岸が可能な岸壁の整備が必要であります。

 現在、日の出埠頭の岸壁八百二十メートルのうち、北側四百八十メートルについては水深十二メートルで、貨客併用岸壁として利用していますが、南側三百四十メートルについて老朽化しており、水深が浅く、利用に制約がある状況です。また、日の出埠頭は、現在、カーフェリーや大型貨物船も接岸するため、クルーズ船とバッティングしないよう、さまざまな調整をしなければなりません。

 大型クルーズ船二隻同時接岸のために、日の出埠頭を改良する工事に一日も早く着手していただきたいと思いますが、大臣の御所見をお伺いしたいと思います。

○石井国務大臣 清水港は、世界的なクルーズ人口の増加や平成二十五年の富士山の世界文化遺産の登録などを背景に、クルーズ船の寄港回数が大幅に増加をしております。

 こうした状況を踏まえまして、国土交通省では、昨年七月に清水港を含む六港を国際旅客船拠点形成港湾に指定をいたしました。これを受けまして、昨年十二月には、静岡県が国際旅客船拠点形成計画を公表したところでありまして、現在、静岡県とクルーズ船社との間で、岸壁の優先的な利用等に関する協定締結に向けた調整が進められているところであります。

 御指摘の日の出埠頭につきましては、一バース目は昨年三月に係船柱の整備が完了いたしまして、世界最大級のクルーズ船の寄港が可能となっております。また、大型クルーズ船が二隻同時接岸可能となるよう、二バース目について、現在岸壁の改良に向けた設計を進めておりまして、設計が終わり次第、現地着工したいと考えております。

 国土交通省といたしましては、引き続き、静岡県やクルーズ船社と連携をしながら、清水港におけるクルーズ船の受入れ環境整備を進めてまいりたいと存じます。

○大口分科員 大臣には、清水港の新興津地区で人工海浜、緑地、小型船だまりの整備等についても見ていただきました。また、新興津国際海上コンテナターミナルでは、ガントリークレーンの大型化など、港湾機能の強化を図っております。引き続き、御支援賜りたいと思います。

 次に、中部横断自動車道の富沢―六郷インターチェンジ間の開通時期についてお伺いします。

 中部横断自動車道は、静岡、山梨、長野三県を最短ルートで結ぶ延長約百三十二キロメートルの高速自動車国道であります。東名、新東名、中央、上信越自動車道と高速道路ネットワークを結び、沿線地域の産業、経済、文化、観光等の発展に寄与する道路であります。太平洋側の清水港と内陸部、さらに日本海側を結び、広域的な物流体系を形成し、東海、東南海地方の地震等の被災時の代替道路や広域的な災害時の救急救援ルートとしても機能します。

 国土交通省は、富沢―六郷インターチェンジの間の開通を、トンネルの地盤崩落、あるいは重金属が出た等から、当初の予定の二〇一七年度を二年おくらせ、二〇一九年度にずれ込む見通しを発表されました。私も、二〇一六年の十二月十七日に、地盤崩落などが起きた難工事現場を視察し、工事の難しさは理解しておりますが、一日も早い開通を期待している声が高まっております。

 この区間の供用開始を二〇一九年度の目標で進めていただきたい、こう思っておりますが、大臣の御所見をお伺いしたいと思います。

○石井国務大臣 中部横断自動車道は、静岡県静岡市と長野県小諸市を結び、農産物などの物流の効率化や医療施設へのアクセス向上、大規模災害時における広域的な救援ルートとしての役割が期待をされる、約百三十二キロの高規格幹線道路でありまして、国と中日本高速道路株式会社が整備を進めております。

 未開通の新清水ジャンクションから六郷インターチェンジ間の延長約四十九キロのうち、新清水ジャンクションから富沢インターチェンジ間約二十一キロ及び下部温泉早川インターチェンジから六郷インターチェンジ間約八キロは、平成三十年度の開通を目指しております。

 残る区間につきましては、想定以上のもろい地盤でのトンネル掘削、掘削土に含まれる自然由来の重金属等の処理などの問題があることから、富沢インターチェンジから南部インターチェンジ間約七キロは平成三十年度、南部インターチェンジから下部温泉早川インターチェンジ間約十三キロは平成三十一年度の開通を目指しているものの、具体的な開通時期につきましては、トンネル工事の進捗を踏まえて確定させることにしております。

 いずれにいたしましても、関係自治体の協力もいただきながら、一日も早い開通を目指して、引き続き努力をしてまいりたいと存じます。

○大口分科員 大臣、よろしくお願いいたします。

 次に、国道一号の由比、蒲原地区の越波対策と新ルートの整備についてお伺いします。

 昨年十月二十三日未明、超大型で強い勢力を持ったまま静岡県に上陸した台風二十一号の越波の影響で、国道一号は、上り線が清見寺―寺尾インターチェンジ間で、下り線が蒲原東―清見寺インターチェンジの間で、二十三日未明から通行どめになりました。さらに、東名高速道路も、富士インターチェンジから清水ジャンクションの上下線が通行どめになりました。

 十月二十七日に現地を私も視察をして驚いたんですが、越波は波と一緒に直径一メートルを超える大きな石も運んで、建物や交通施設を破壊していることを私も目撃をさせていただきました。

 国道一号とそれに並走する東名高速道路と合わせると、一日十万台を超える車両が通行しており、この大動脈が通行どめになった場合、興津、由比、蒲原地区は交通が麻痺し、大渋滞は三・一一のときは静岡市の中心市街地まで及んでおり、市民生活は大混乱したわけであります。

 日本の大動脈である国道一号は、我が国の経済を支え、国民の命と暮らしを守る重要なネットワーク道路としての役割を担っています。平常時、災害時を問わず、安全かつ円滑な国道一号の交通をどう守ることができるか、越波対策や新しいルートの整備について、大臣の御所見をお伺いしたいと思います。

    〔主査退席、竹本主査代理着席〕

○石井国務大臣 国道一号の静岡県由比、蒲原地区間につきましては、海岸とサッタ山に挟まれた狭隘な地域を通過をしておりまして、台風などの際には、越波や高潮による飛散物の影響などにより、通行どめが発生するという課題がございます。

 このため、飛散物を防止、抑制し、道路交通への影響を軽減するための柵を一部に設置するなど、対策を進めているところであります。

 このような対策の効果に加えまして、国道一号に並行する東名高速や新東名高速など、周辺道路の利用状況や災害時におけるネットワークとしての役割分担も踏まえながら、新ルートの必要性を含めまして、道路ネットワーク全体のあり方を検討してまいります。

○大口分科員 新ルート整備につきましては地元からの熱い思いがございまして、どうかよろしくお願いしたいと思います。

 次に、伊豆縦貫自動車道の天城越えルートの整備についてお伺いします。

 伊豆縦貫自動車道は、沼津市から下田市までをつなぐ延長約六十キロメートルの高規格幹線道路で、東名、新東名、圏央道ともネットワークで結ばれております。伊豆半島の背骨の位置に当たる道路で、地域の経済、雇用、観光産業を支え、災害時には緊急物資の輸送などさまざまな役割を担う道路であります。

 また、下田市から第三次救急医療機関まで現在約一時間二十分かかっておりますが、伊豆縦貫自動車道が整備されれば、約四十分に短縮され、命の道ともなります。

 天城湯ケ島―河津インターチェンジ間のルートについては、国交省は、温泉地下水の涵養源を迂回する西側ルートで整備することを発表していただきました。本年一月に計画段階評価を終了いたしました。

 これまでの御努力に感謝申し上げますとともに、この区間の一日も早い事業化へ向けて、今後の取組についてお伺いしたいと思います。

 そして、次に、この伊豆縦貫自動車道の一部を構成する河津下田道路二期工事について伺います。

 この二期工事は、河津町の梨本から下田市箕作の南北軸を担う延長六・八キロメートルの道路で、二〇一二年度に事業化されました。特に、河津―逆川インターチェンジ間は狭隘な道路が続き、七月二十日から八月二十日まで夏季大型車通行どめ区間もあり、観光地伊豆は早期開通に大きな期待を寄せております。この区間の一日も早い完成への特段のお力を賜りたいと思います。

 この二点につきまして、国交省の取組をお伺いしたいと思います。

    〔竹本主査代理退席、主査着席〕

○石川政府参考人 お答えいたします。

 伊豆縦貫自動車道は、静岡県沼津市から下田市に至る延長約六十キロメートルの高規格幹線道路でございます。

 当該路線は、観光を通じた伊豆半島全体の地域振興、災害時の救助活動や緊急物資の輸送等の観点から、大変重要な路線と認識をしております。

 未事業化区間であります天城湯ケ島インターチェンジから河津インターチェンジ間約二十キロにつきましては、平成二十九年十二月十三日に中部地方小委員会を経まして、集落や観光地へのアクセスにすぐれる西側ルートとすることなど、概略のルートと構造を決定したところでございます。

 今後、環境アセスメントの手続に向けて、市街地の生活環境や温泉、ワサビ田などの自然環境に十分配慮しつつ、事業化に向けた検討を進めてまいります。

 それから、事業中の伊豆、河津下田道路二期の河津インターチェンジから逆川インターチェンジ間についてお答えをいたします。

 御指摘の区間は、並行する現道が隘路で線形不良により大型車がすれ違い困難になることから、観光シーズンである夏季において大型車が通行規制となります。こうした課題を解消するためにも、当該区間を優先的に整備することが重要であると考えます。

 現在、用地買収とともに、改良工事や当該区間で最大の構造物であります河津トンネルの坑口工事を進めているところでございます。

 引き続き、地域の皆様方の御協力を得ながら、早期完成を目指して整備を進めてまいります。

○大口分科員 次に、国道一号東駿河湾環状道路の暫定二車線区間の四車線化についてお伺いします。

 東駿河湾環状道路は、東名、新東名ともつながり、伊豆半島へのゲートウエーで、一日三万台以上が利用しております。現在、函南塚本―沼津岡宮インターチェンジ間が開通し、伊豆地域へ流入する観光や物流の利便性が格段に向上しました。

 しかし、暫定二車線区間の三島市大場付近では、これはサグ部というんですかね、沼津市方面に向かって上り坂で、休日を中心にひどい渋滞が発生しており、ソフト対策として速度回復を促す看板を設置していただくなど一部効果もあらわれていますが、より抜本的な対策が必要だと考えております。

 大場・函南―三島塚原インターチェンジの四車線化の整備について、国土交通省にお伺いします。

 次に、沼津岡宮インターチェンジから西区間の整備についてお伺いします。

 この西区間の整備は、国道一号の渋滞緩和や沿道環境の改善に大きな役割を果たすとともに、災害時の救急救援ルートとして極めて重要な道路であります。

 事業化された沼津岡宮インターチェンジから愛鷹インターチェンジ間の今後の取組と、愛鷹インターチェンジからさらに西区間の沼津市原一本松までの未事業区間の取組について、国交省にお伺いします。

○石川政府参考人 お答えいたします。

 東駿河湾環状道路につきましては、これまで約十三キロメートルの区間が開通しておりますが、そのうち約半分が暫定二車線区間となっております。

 このうち、三島市大場付近は、委員御指摘のとおり、沼津市方面に向かって上り坂となっていることから、平日の朝及び休日の夕方を中心として、速度低下による渋滞が発生している状況でございます。

 このため、短期対策といたしまして、平成二十八年七月に、速度履歴のビッグデータを用いて速度が低下する位置等を特定し、その手前に注意の大型看板を設置いたしております。

 また、平成二十九年二月より、伊豆地域全体における混雑状況や主要路線における所要時間の提供を開始しております。

 さらに、平成二十九年十一月より、観光協会と連携をし、道の駅周辺の観光地や混雑時間帯の案内などの情報提供をしておるところでございますが、これらの速度向上や交通分散による渋滞対策に加えまして、これらの短期対策の効果を検証しつつ、新東名などの周辺道路ネットワークの充実による今後の交通への影響も勘案しながら、付加車線設置を含めた抜本的な渋滞対策についても検討を進めてまいります。

 引き続きまして、東駿河湾環状の沼津岡宮インターチェンジから愛鷹インターチェンジ間、さらに、愛鷹インターチェンジから西区間についてお答えをいたします。

 沼津岡宮インターチェンジ以西の区間につきましては、沼津市街の国道一号の渋滞緩和や災害に強い緊急輸送ネットワーク構築のため、第三次救急医療施設へのアクセスを向上するなど重要な路線であると認識をしております。

 このうち、沼津岡宮インターチェンジから愛鷹インターチェンジ間、これは二・六キロございますけれども、平成二十七年度に事業着手し、今年度は道路設計や地質調査を実施しているところでございます。

 引き続き、地域の皆様方の御協力を得ながら、早期の用地幅ぐい設置に向けて調査、設計を進めるとともに、愛鷹インターチェンジから沼津市原一本松間の事業化につきましては、隣接工事の事業の進捗状況等を踏まえながら検討してまいります。

○大口分科員 大臣には、二月の十日、国道一号の浜松バイパス、浜名バイパス、潮見バイパス等を御視察いただきました。ありがとうございました。

 現在、国道一号潮見バイパスでは、潮見トンネル付近で多発する追突事故の安全対策を進めていただいております。一日も早い完成をよろしくお願い申し上げます。

 本日は、国道一号浜松バイパスの六車線化、高架化についてお伺いします。

 国道一号浜松バイパスは、磐田市小立野から浜松市西区篠原町を結ぶ延長約十八・三キロメートルの道路で、国道一号の渋滞緩和を目的に昭和三十七年に平面六車線で都市計画決定し、昭和四十四年暫定二車線で開通、その後、平成五年に暫定四車線で供用開始されました。

 この十八・三キロの間に二十三カ所の信号交差点があり、旅行速度は、国道百五十号線と交差する石原町交差点で、朝の下りが時速十八・五キロ、夕方の上りは十四・五キロ、長鶴交差点では朝夕ともに上りが十五キロと、時速二十キロを下回り、主要交差点で朝夕の時間帯を中心に渋滞が日常化し、都市の活力低下を招いており、交通事故の一因にもなっております。

 平成二十七年の北島交差点から篠原インターチェンジの間の交通量は、区間によって違いますが、約三万六千台から約四万五千台、死傷事故は二百六十二件発生し、うち死亡事故が二件ありました。

 私も現地を見てまいりましたが、国道一号浜松バイパスは幅員も中央分離帯も広いバイパスで、用地を買収しなくても六車線化が可能だと伺っております。

 国道一号浜松バイパスの六車線化、高架化の必要性や効果の検討、道路ネットワークの課題など、浜松市と連携して道路の調査を推進していただきたいと思います。国交大臣にお考えをお伺いします。

○石井国務大臣 国道一号浜松バイパスにつきましては、先日、二月十日に現地を視察をいたしまして、地域の交通状況や課題を確認をしてきたところでございます。

 浜松バイパスの北島町から中田島の区間では、右折レーンの追加など交差点での渋滞対策等を進めてきておりますが、国道百五十号との交差部を始めといたしまして、朝夕の通勤時間帯を中心に渋滞が発生をしております。

 このため、国、静岡県、浜松市等の関係機関から成ります国道一号浜松バイパス連絡調整会議を新たに設置をいたしまして、国道一号浜松バイパスの整備方針について、平面六車線化や立体化を含め検討を進めてまいりたいと存じます。

○大口分科員 大臣につぶさに現地を見ていただきました。どうかよろしくお願いします。石原町の交差点も大変な渋滞でございます。何とぞよろしくお願いをしたいと思います。また、地元では期成同盟が結成されまして、それこそ今、地域挙げてこの推進に当たっております。ぜひともよろしくお願いをしたいと思います。

 次に、国道百三十八号の須走道路と御殿場バイパス西区間の整備についてお伺いをいたします。

 国道百三十八号は、静岡、山梨両県をつなぐ広域基幹道路として、沿線地域の産業、経済、観光の発展に寄与する道路であります。しかし、朝夕の通勤時間帯を中心に激しい渋滞が発生し、沿線住民の生活にも大きな影響が出ております。

 現在整備を進めていただいております須走道路と御殿場バイパス西区間は、国道百三十八号の渋滞を緩和し、沿線環境の改善に大きな役割を果たすとともに、東名、新東名とネットワークを結び、静岡県東部地域の産業、経済、観光などの発展に寄与する道路であります。

 大変うれしいニュースといいますか、二〇二〇年の東京五輪で自転車のロードレースのゴール会場がここに、静岡県の小山町の富士スピードウェイが決定し、大変地元は喜びに沸いているところでございます。そうしますと、更に多くの車両の通行が予想されるということでございます。

 この道路の完成を二〇二〇年の東京オリンピック・パラリンピックに間に合うよう整備をしていただきたいというのが地元の声でございまして、このことにつきまして国交省にその取組をお伺いしたいと思います。

○石川政府参考人 お答えいたします。

 須走道路及び御殿場バイパス西区間につきましては、二〇二〇年度に開通する予定の新東名高速道路と一体となり、富士周辺の観光振興や御殿場、小山地域の企業立地を支える重要な路線であると認識をしております。

 これまでに、全延長八・一キロメートルのうち、約三割に当たります二・五キロメートルが開通しておりますが、残る区間につきましては、一部の土地の買収の見込みが立っていないため、法律に基づく収用裁決手続を着実に進めつつ、工事推進に努めているところでございます。

 引き続き、東京オリンピック・パラリンピックの開催、新東名高速道路の開通を見据えつつ、地域の皆様の御協力を得ながら早期完成を目指して努力をしてまいります。

○大口分科員 今、道路局長から大変力強い御答弁をいただきました。ぜひとも二〇二〇年の東京オリンピック・パラリンピックに間に合うように、整備をよろしくお願いを申し上げたいと思います。

 きょうは、大臣からも本当に力強い御答弁を賜りました。

 副大臣は地元のことを一番よく御存じでございまして、牧野副大臣と私は思いが一つでやっておるところでございまして、どうか何とぞ副大臣もよろしくお願いしたいと思います。

 以上で私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

○竹内主査 これにて大口善徳君の質疑は終了いたしました。

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