認知症 早期に診断・発見―助成制度など「神戸モデル」を学ぶ―大口厚生労働副大臣ら
大口善徳厚生労働副大臣は5月20日、神戸市役所と同市立医療センター西市民病院・認知症疾患医療センターを訪れ、「神戸モデル」と呼ばれる全国でも珍しい認知症支援制度について説明を受けるとともに、認知症の鑑別診断や音楽療法に携わる医師らと意見交換しました。公明党の伊藤孝江参議院議員、吉田謙治神戸市議会議員が同行しました。
一行は、市役所で久元喜造市長らと会い、自己負担なしで認知症の早期診断・発見を進める診断助成制度、認知症の人が起こした事故に対し市が見舞金・賠償金を支払う事故救済制度について説明を受けました。その上で、財源を市民への課税で賄うことや市民の理解を得る工夫などを巡り、質疑応答を行いました。
視察後、大口副大臣は、「認知症は誰でもなり得るという観点から、神戸モデルの先駆的な取り組みに学び、今後の国の施策に反映させたい」と語りました。
(公明新聞 2019年5月21日付より転載)