2020年2月12日

新型肺炎　観光地　募る不安―大口氏が静岡・熱海、伊東両市で調査―国内客の予約減少目立つ

新型肺炎　観光地　募る不安―大口氏が静岡・熱海、伊東両市で調査―国内客の予約減少目立つ

新型コロナウイルスによる感染症が中国を中心に広がる中、国内観光地への影響を調査するため、党静岡県本部の大口善徳代表（衆議院議員）は２月９日、熱海市と伊東市を訪れ、観光協会の役員や市長らから話を聞きました。蓮池章平県議会議員、地元市議会議員が同行しました。

熱海市観光協会の市川幹夫専務理事らからは、国内客の予約減少が起きている実情を聞きました。市川氏は、２月から５月の宿泊予約の状況が例年に比べて２０～５０％ほど少ないことを明かし、「中長期的に影響を受けて国内客に陰りが出ないか心配だ」と危機感を示しました。

伊東市では、小野達也市長や観光協会の稲葉明久会長らと意見交換。稲葉会長は、規模の小さな旅館ほど宿泊の予約取り消しによる影響が大きいことを指摘し、「インバウンド（訪日客）比率の高い事業者にとっては死活問題だ」と表情を曇らせました。

大口氏は、「必要な対策を講じていく」と応じました。


（公明新聞　２０２０年２月１２日付けより転載）