2020年12月18日

陸上イージス代替　了承―防衛能力向上にも対応―党合同会議

陸上イージス代替　了承―防衛能力向上にも対応―党合同会議

党外交安全保障調査会（会長＝佐藤茂樹衆議院議員）と安全保障部会（部会長＝遠山清彦衆議院議員）は１２月１７日、衆議院第２議員会館で合同会議を開き、政府が導入を断念した陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の代替策となる「イージス・システム搭載艦」の整備などを明記した閣議決定案について、政府側から聴取し、これを了承しました。これには、大口善徳衆議院議員も出席しました。

席上、政府側は、新たなミサイル防衛システムの整備として「搭載艦」２隻を建造し、「情勢に応じ、常時持続的にわが国全域を防護し得る態勢の構築をめざす」と強調。課題となる海上自衛隊の人員確保では「今後、しっかり検討していく」と述べました。抑止力の強化については「引き続き政府において検討を行う」との方針を示しました。

また政府側は、脅威圏の外からの対処を行うためのスタンド・オフ防衛能力の強化に向け、国産開発中の「１２式地対艦誘導弾」の能力向上に関しても閣議決定案に盛り込むと説明しました。



（公明新聞　２０２０年１２月１８日付より転載）