2021年2月20日

（コロナワクチン）供給懸念、払拭に努めよ―医療者の優先接種、想定より対象者増で―党対策本部

（コロナワクチン）供給懸念、払拭に努めよ―医療者の優先接種、想定より対象者増で―党対策本部

党新型コロナウイルスワクチン接種対策本部（本部長＝石井啓一幹事長）は２月１９日、衆議院第２議員会館で、自治体が準備を進める接種事業に関して政府側と意見交換しました。これには、大口善徳衆議院議員も出席しました。

政府側は、３月中旬以降に発送予定とされる高齢者向け接種のクーポン券について、ワクチン供給が世界的に逼迫している影響で、今年１～３月期の十分な供給が見込めていないとして「郵送の時期が遅くなる可能性がある」と説明しました。

これに関して党側は、政府が２月１８日、高齢者に先立って行われる医療従事者向け優先接種の対象者が想定していた３７０万人から約１００万人増える見通しを示したことに言及。高齢者の接種を担う市区町村には、必要量のワクチンが国からきちんと供給されるのかといった懸念があるとして、払拭に努めるよう要請しました。ワクチンの配分も「１回目の接種を済ませた人が２回目をきちんと受けられるよう供給を担保すべきだ」と訴えました。

また、新型コロナワクチンの接種記録システムの構築に当たり、市区町村などの事務負担に対する配慮を要望。１３日の福島沖地震で被害を受けた医療機関の接種準備が滞らないよう支援を求めました。



（公明新聞　２０２１年２月２０日付より転載）