安全保障 多国間協調で―党外交安全保障調査会―植田元EU次席大使が講演
党外交安全保障調査会(会長=佐藤茂樹衆議院議員)は5月12日、衆議院第2議員会館で、植田隆子元外務省欧州連合(EU)日本政府代表部次席大使から、「インド太平洋地域の国家間対立を緩和する措置について」をテーマとした講演を聴きました。山口那津男代表、大口善徳衆議院議員らが参加しました。
植田氏は、日本を含めたインド太平洋地域の安全保障環境について、米中対立の激化で「日本の安全保障環境が厳しくなっている」と指摘しました。
その上で、同地域での紛争防止へ、対立関係にある国も含めた多国間対話によって信頼を醸成する、「協調的安全保障」の構築で「自国の安全保障に危機感を持っている日本がリードすべきだ」と訴えました。
(公明新聞 2021年5月13日付より転載)