オンライン国会は可能―コロナ禍踏まえ宍戸教授―党憲法調査会
党憲法調査会(会長=北側一雄副代表)は6月1日、衆議院第2議員会館で、東京大学大学院法学政治学研究科の宍戸常寿教授の講演を聴きました。これには、大口善徳衆議院議員も出席しました。宍戸教授はコロナ禍を踏まえ、緊急事態における国会機能の維持に向け、本会議場に議員が出向かなくても出席とみなす「オンライン国会」を巡る議論の必要性を指摘しました。
この中で宍戸教授は「憲法で規定している『出席』は議員の義務ではなく、定足数の要件としての文脈で用いられており、物理的な出席に限定されていないと解釈できる。オンライン国会は憲法上可能だ」との認識を示しました。
さらに、デジタル技術の急速な進展と民主主義、人権の保障に関しても見解を述べました。
(公明新聞 2021年6月2日付より転載)