2021年7月9日

捜索、復旧・復興へ総力―土石流災害の避難者見舞う―静岡・熱海市で赤羽国土交通大臣

捜索、復旧・復興へ総力―土石流災害の避難者見舞う―静岡・熱海市で赤羽国土交通大臣

静岡県熱海市で起きた土石流災害は、発生から６日目の７月８日も朝から警察や消防、自衛隊などが約１７００人態勢で安否不明者の捜索を続けました。同市は８日、伊豆山地区の土石流災害で新たに２人の死亡を確認したと発表しました。死者は計９人となりました。安否不明者は２２人。

赤羽一嘉国土交通大臣（公明党）は７月８日、熱海市に入り土石流災害の被災状況を調査するとともに、避難者を見舞い現場の声をつぶさに聴き取りました。

赤羽大臣は、今なお約５００人が身を寄せている熱海ニューフジヤホテルを訪れ、避難者を激励。その後、同市役所で難波喬司副知事、斉藤栄市長らと意見を交わしました。

斉藤市長は、道路などのライフラインの早期復旧を要請。また、８日から緊急車両や地元住民の車両に限って通行を再開した有料道路「熱海ビーチライン」について、「国の財政支援で一定期間、無料にしてもらいたい」と訴えました。

赤羽大臣は、「そうした対応ができるよう工夫を凝らしたい」と強調。「国が前面に立ち県、市と連携を取りながら捜索・救助活動に全力を挙げるとともに、復旧・復興支援に腰を据えて取り組む」と力説しました。

この日の視察には、党災害対策本部の大口善徳本部長（衆議院議員）のほか、地元県議、市議が同行しました。



（公明新聞　２０２１年７月９日付より転載）