大口よしのりの政策・実績

大口よしのり国会質問

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2006年3月17日

164-衆-議院運営委員会-15号 平成18年03月17日

○大口委員 公明党の大口善徳でございます。
ただいま議題となりました議員西村真悟君の議員辞職勧告決議案につきまして、自由民主党並びに公明党を代表いたしまして、賛成の立場から討論をさせていただきます。
近年、我が国唯一の立法機関であり、国権の最高機関である国会において、その構成員たる国会議員が、あろうことか国法を公然と破り、司直の手を煩わせる事案が頻発し、にせメール問題もあり、国会の権威を著しく傷つけ、国民の政治不信を一層深刻なものにしていることは極めてゆゆしき事態であると言わざるを得ません。
今、議題に上がりました元民主党の西村真悟君は、平成十年六月ごろから平成十六年七月ごろまでの約六年間、弁護士資格を有しない人物に、弁護士であるみずからの名義を利用させた上、その報酬を受け、弁護士法違反並びに組織的犯罪処罰法違反の罪に問われ、逮捕、起訴され、現在公判中であります。また、新聞報道によれば、西村君は大阪国税局の税務調査を受け、名義貸しで得た報酬のうち約三千万円の所得隠しを指摘され、重加算税を含む追徴税を課され、修正申告に応じたというのであります。
弁護士資格を他人に使用させることが重大な罪であることは、弁護士である西村君本人が一番よく承知しているところであります。しかも、初公判でみずから弁護士法違反容疑を認めており、明白かつ重大な違法行為を犯したのでありますから、本来、みずから潔くその責任をとって国会議員を辞職すべきであります。
ところが、本決議案が提出されても、西村君本人は、全く次元の異なる北朝鮮の拉致問題を持ち出し、みずからの辞職と経済制裁を強引に結びつけ、自身の責任を全く痛感することなく、議員としての出処進退を決することを回避しており、政治倫理の片りんすら感じられません。
かつて西村君は、鈴木宗男議員、坂井隆憲議員の辞職勧告決議案に賛成者として名を連ね、決議案を可決に導いた当事者でもあります。さらに、衆議院懲罰委員長という重責をも経験しております。
今、懲罰委員会で審査中の永田寿康議員と同様に、国会議員の職に恋々とする姿に、民主党の支持者は無論のこと、国民から怒りの声が巻き起こっております。
西村君は、政治不信の連鎖を断ち切り、潔くみずから辞職すべしとの与野党一致した意見に真摯に耳を傾けるべきであります。我々は、政治に対する国民の信頼回復のため、国会の権威において、本決議案に毅然として賛成の意を表するものであります。
西郷南洲翁遺訓にある節義廉恥の心、すなわち、節度を守って正義を重んじる心と恥を知る心をぜひ西村真悟君に取り戻していただきたいと念願し、自由民主党並びに公明党を代表しての私の賛成討論といたします。
以上です。

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