4月26日の衆議院教育再生特別委員会で大口善徳議員が参考人質疑に立ち、教員免許の更新制導入について見解を求めた上で、地方教育行政法改正案で、必要に応じて知事が私学に関する専門的事項の助言を教育委員会に求められるとする変更点について、「私立学校の自主性は尊重されるべき」との立場を表明し、参考人の見解を聞きました。
梶田叡一・兵庫教育大学学長は、教員の質の確保や信頼性向上の観点から、免許更新制に賛成の立場を表明。また、私学の自主性については「私立は建学の精神があり、学校独自の取り組みがある。公立にできない教育をやり、国民に多様な教育機会を提供する極めて優れたシステムだ」として「法令には従わなければならないし、未履修問題などはあってはならず、法令違反があれば知事部局が指導するが、かなり抑制的でなければならない。そうでないと、第2の公立、公立の補完になってしまう」、「どうしても必要なら教育委員会の知事への助言はあっても良いが、公立学校と同じように扱うことは避けなければならない」と述べました。