大口よしのりの政策・実績

大口よしのり国会質問

大口よしのり国会質問

2008年2月27日

169-衆-予算委員会第八分科会-1号 平成20年02月27日

○大口分科員 公明党の大口でございます。
大臣初め、連日、大変御苦労さまでございます。私も財務金融委員会で道路特定財源のことを何回も質問させていただいております。とにかく、今、二〇一一年を目指してプライマリーバランス黒字化という時期に、暫定税率が廃止されますと国、地方で二・六兆円も歳入減になる、これは財政の観点からいっても大変な問題があることだと私は思います。
それから、道路特定財源というのは三つの特徴があります。一つは、油種の中で、それこそ揮発油、軽油にかなり高い税率がかかっている。そして、自動車のユーザーにだけかかっている。また、公共交通機関の発達していないところの方がそうでない方よりも相当多く払っておられる。
こういうことに対して、やはり納税者の理解を得るということが大事でございます。そのときには、必要な道路をこれだけ整備するということ、これは、道路は命の道路でございますし、いろいろな企業誘致をする場合も道路の条件というのが一番不可欠なわけですよね。そういう点で渋滞の解消、通学路の交通安全、そして環境対策もということでやっと理解をいただいたわけでございます。それを考えますと、一般財源化ということにつきましても、やはり納税者の理解を得ることでなければならない、こう思っておるわけです。
知事さんたちが、また首長さんたちも、今予算を発表されておりまして、三月議会で、この暫定税率を当然含めてやっておるわけですね、これが三月三十一日に通らなければ全部ひっくり返すことになる。国の予算も地方の予算もその裏づけを欠くようなことがあってはならないことである、こう思っておるわけでございます。
そこで、本日は、静岡県のさまざまな地域のさまざまな要望はほとんど道路なんですね、そういうことで、主に道路についてお伺いさせていただきたい、こういうふうに思っております。
まず、特定重要港湾の清水港でございます。これは海上コンテナ取り扱い量が、今、平成十八年度でございますが、五十七万二千TEUでございまして、平成十四年から五年間で十三万三千TEU増加ということで、増加率は三〇・三%アップでございます。今後もこれは増加が見込まれますし、ここは、将来、中部横断自動車道の供用が予定され、着々とその整備も行われておるわけです。そうしますと、ますます渋滞が悪化する。こういう地域でございます。
特に、地元の国道一号の静清バイパスの庵原交差点、県道清水インター線、臨港道路と袖師の交差点、特に国道一号清見寺のインターチェンジですね、これは朝夕ラッシュ時に物流の車両と通勤の車両が重なって大渋滞を起こしております。今後、総合的な渋滞解消の方策につきまして、国交省からお伺いしたいと思います。

○宮田政府参考人 お答え申し上げます。
静清バイパスでございますが、平成九年に全線暫定二車線で二十四・二キロ供用しておりますが、先生御指摘のように、庵原交差点、清水インターチェンジ西交差点、清見寺交差点で激しい交通渋滞が起こっております。中期計画の中でも、庵原交差点、清水インターチェンジ西交差点は要対策箇所というふうに位置づけてございます。
したがいまして、交通容量の拡大策としまして、ちょうど清水地区は平面でございますので、本年一月に立体化に向けた都市計画変更手続が完了したところでございます。さらに、隣接する八坂―鳥坂インターチェンジ間におきましては、本年三月に四車線で供用される予定でございます。
これらの交通容量拡大策を進めながら、有料道路の弾力的な料金施策の推進と、それから、警察と一体になりまして、信号現示の効率化ということでソフト施策もあわせながら積極的にやってまいりたいと考えておりまして、総合的に静清バイパスの渋滞対策に取り組んでまいりたいと考えております。

○大口分科員 この中部横断自動車道は、中部日本横断自動車道という形で上越市までつながるということでございます。東名、中央、そして上越自動車道とネットワークを形成しております。広域的に経済の振興に非常に資する路線であります。
今、この中部横断自動車道の清水港への延伸というものが構想として地元ではあるわけであります。この高速自動車道ネットワークに清水港を直結するということなんでございますけれども、こういう構想について、大臣、どうお考えなのか。あるいはこれは国、県、市の関係者が協議する場というものを設置する必要があると思います。この点についてもお伺いしたいと思います。

○冬柴国務大臣 国際競争力を確保するために、拠点的な空港や港湾と高速道路等へのアクセスを高めることは極めて重要なものでありまして、私どもの道路の中期計画を見ていただきましても、そういうものが一番最初に取り上げられていることからもおわかりいただけると思います。
清水港は、今お話がありました全国二十三あります特定重要港湾の一つでありまして、二〇〇六年の速報値でございますけれども、外貿コンテナの取扱個数が全国七位、極めて重要な港湾であるというふうに認識をいたしております。外貿コンテナの貨物量におきましても、外貿コンテナの個数におきましても七位とか八位ということで、全国有数の重要港湾でございます。
そういうことから、清水港から中部横断自動車道初め、周辺の道路網へのアクセス性を高めるということは重要な施策であります。地域の発展のみならず、我が国全体の活力の強化という意味でも大きな効果が期待できるものと考えております。
このため、現在、関係行政機関で勉強会を開催しておりまして、国土交通省としても、引き続き県、市と連携を図りつつ、清水港とその周辺道路網とのアクセス性の改善につきまして検討が進むように協力をしてまいりたい、非常に大事なことであるというふうに考えております。

○大口分科員 大変重要な、また、地元にとってもありがたいお話でございまして、しっかり私も地元も頑張ってまいりたいと思います。
次に、国道一号静清バイパスの牧ケ谷インターチェンジでございますけれども、藁科川右岸、それから藁科川の堤防と丸子藁科トンネルの間の非常に短い区間にあるインターチェンジであります。東西両方向にオン、オフできるランプが設置されております。ただし、東京方向へ向かう上り車線に進入する場合は、高架道路上にある信号機を右折しなきゃなりません。そのため、このインターチェンジを頭に渋滞が発生し、渋滞の中や後ろの方で事故が起き、死亡事故も発生しております。
将来、四車線化で供用開始されるときは、この信号機は円滑で安全な運行のために撤去するとの話も伺っておりますが、信号機を撤去すると、上り線へ合流するオンランプがなくなります。既に当地域において多くの企業が進出しておりまして、この信号機の存続を希望する要望も出ております。
そこで、この信号機を撤去しても上り線へ合流できるオンランプを新しく建設する必要があると考えておりますけれども、国交省のお考えをお伺いしたいと思います。

○宮田政府参考人 お答え申し上げます。
御指摘の牧ケ谷インターチェンジは、現在、東京方面出入り口が信号制御をされている、そういう運用でございまして、昭府立体はこの三月二十四日に暫定二車線で供用いたしますが、静清バイパスの清水地区を除いて唯一の信号交差点になります。地元より、入り口ランプの新設及び信号機の撤去の要望をいただいている。先生の御指摘どおりでございまして、国土交通省といたしましては、昭府立体完成後の交通の状況を見ながら、昭府立体以西の四車線化とあわせて、牧ケ谷インターチェンジの改良について検討してまいりたいと考えております。

○大口分科員 三月二十四日、昭府立体の供用開始ということで、これは私も本当に非常な思いがありまして、関係者の皆さんの努力でこういうふうに至ったと思っております。またしっかりこの件についてもお願いしたいと思います。
次に、地域高規格道路の静岡南北道路、通称の流通センター通りの立体化についてお伺いしたいと思うんです。
新東名高速道路の静岡インターチェンジと国道百五十号を結ぶ地域高規格道路、静岡南北道路、通称流通センター通りは、途中、国道一号静清バイパス、北街道、北街道バイパス、静岡鉄道、国道一号、JR東海道本線、東海道新幹線、南幹線等、こういうところで交差をしておりまして、政令指定都市であります静岡市の南北を結ぶ骨格の道路でございます。道路のより効率的なネットワークを形成し、地域間の交流を促進し、物流の効率化、地域経済の活性化に資する道路なんですが、慢性的な渋滞により移動に時間がかかり、経済的損失もはかり知れないものがあるわけです。新東名の供用開始後は、さらなる車両の増加により、当該道路は大渋滞になるということが予想されるわけであります。
そういう点で、この渋滞を避けるため、今度は多くが生活道路の方に流入してくる、そういう点で事故やトラブルがふえるんではないか、こういう懸念もされております。私は、地域経済の発展と住民の安心、安全のために当該箇所の立体化に向けた検討が必要である、こう考えるわけでございますけれども、大臣のお考えをお聞かせ願いたいと思います。

○冬柴国務大臣 当該道路は、静岡市内を南北に通過しまして、新東名高速道路、仮称静岡インターチェンジと国道百五十号を連絡する延長約十キロの路線でございます。
静岡南北道路は、並行する山脇大谷線において南北交通の集中による渋滞や事故が多発しております。我々の道路の中期計画におきましても、政策課題に照らしまして重要な路線である、そのような認識をいたしているところでございます。
ところで、静岡南北道路のうち、新東名高速道路と一般国道の一号静清バイパスの間の区間につきましては、物流の効率化等を促進するために、平成二十四年度に予定されている新東名高速道路の供用にあわせて静岡市が立体化を進めているところでございます。
残る国道一号静清バイパスから南へ国道百五十号までの区間につきましては、引き続き立体化の必要性について今静岡市が調査検討を進めておられるところでありまして、国土交通省としては、その結果を受けて全面的に協力をさせていただくつもりでおります。
たくさんの線路、道路等をまたぐわけでございますので、大変な大きな予算になりますけれども、その必要性は認めておりますので、よろしく。

○大口分科員 ありがとうございます。
ここが非常にこれからの静岡市の発展のため大事なところでございますので、よろしくお願いしたいと思います。
そして、この静岡南北道路が海岸部で接続する国道百五十号は、来月の三日に清水バイパスが四車線道路で供用開始される、先ほども御紹介がありました。そして、駿河区の下島から中島までの延長二・三キロメートル、これは静岡バイパスでございますが、この四車線道路も平面供用開始が平成二十二年度になっているわけです。この静岡バイパスと清水バイパスに挟まれた静岡市の駿河区の大谷と清水区の蛇塚までの延長四・二キロメートルが久能街道と言われるところでございまして、二車線対面交通の道路でございます。久能山東照宮ですとか石垣イチゴで有名な久能街道を走る幹線でございます。
この静岡、清水両バイパスが供用開始されますと四車線で、この久能海岸のところが二車線、そしてまた四車線、こういうことでボトルネックの箇所になってしまうわけです。これは観光でバスもたくさん来ますし、地域経済に大きな影響が出ると懸念されているところでございます。この当該路線は、清水港、焼津港、御前崎港をも結ぶトラック輸送の重要な道路でもあって、早期の拡幅が必要である、こう考えております。
国道百五十号久能地区の四車線化は重要な課題と考えますけれども、静岡市から要望があった場合、国交省としてどういう対応をされるか、お伺いしたいと思います。

○宮田政府参考人 お答え申し上げます。
御指摘のように、久能地区は二車線区間でございまして、そういった状況で一日当たり二万六千台の交通量がございまして、混雑度も一・五を超えてございます。平日、休日を問わず交通渋滞が発生している、御指摘のとおりでございます。
現在、静岡市の方では、久能地区より交通渋滞箇所の多い静岡バイパス、清水バイパスを事業中でございますので、このうち清水バイパスが平成十九年に完了する予定ということから、久能地区の早期事業化について検討しているところと聞いております。国土交通省といたしましても、静岡市の事業計画を踏まえまして、必要な支援を行ってまいりたいというふうに考えてございます。

○大口分科員 ついては、河川局にお伺いしたいんですけれども、静岡市の安倍川というのがございます。これは三大崩れで有名な大谷嶺というのが源でございまして、静岡市内を貫流する延長五十一キロメートルの一級河川で、水質は日本一、こういうふうに言われておる河川でございます。
その安倍川でございますけれども、私、建設委員長のときに、平成十二年の二月に、安倍川の右岸のトイグチ沢を視察しました。このトイグチ沢は大正三年に土石流災害を起こしていて、災害歴のある危険なところなんですね。その下に大河内小中学校があるんです。昨年、台風でこの沢の右側山腹斜面が崩壊しまして、大きな被害にならなかったので私もほっとしたんですが、前々からこの地区は本当に心配でございました。地元でも大変な要望があって、いろいろと検討されていると聞いておりますけれども、このトイグチ沢の災害防止対策について、今後の計画についてお伺いしたいと思います。

○甲村政府参考人 お答えいたします。
安倍川でございますけれども、先生御指摘のように非常に急流な河川で、また、上流に崩壊地を抱えているということで、非常に危険な川でございます。その支川のトイグチ沢でございますけれども、先生御指摘のように、昨年の七月、がけ崩れが発生しておりますし、また、昭和四十一年の九月にも土石流等が発生しております。
そういう過去の土砂災害の発生状況を踏まえまして、学校、公民館、あるいは人家等を土砂災害から保全するために、平成二十年度から砂防堰堤等の整備にかかりたいと思っております。

○大口分科員 よろしくお願いしたいと思います。
次に、安倍川二線堤の秋山陸閘がございます。そこは県道大川静岡線が走っていて、通学路にもなっています。朝夕のラッシュ時は大変危険な箇所でもございます。通学する生徒の安全確保のため、例えば、道路管理者がいろいろ検討しておるんですけれども、道路を拡幅する場合は、陸閘というのは河川局の所管でございますので、河川管理者がどのように対応していただけるのかということが、これから地元で道路の拡幅を考える場合、非常に大事でございます。そこで、この点について御答弁を願いたいと思います。

○甲村政府参考人 安倍川の二線堤でございますけれども、これは先ほど申しましたように、安倍川は非常に急流な川で土砂の流出も多いということで、万一安倍川が上流で堤防が切れたときに、そのはんらん流を制御する非常に重要な施設でございます。そこに県道大川静岡線が陸閘という形で通っておるわけですが、この県道もふだんは学生の通学路として利用されており、学生さんの交通安全という点もまた非常に重要な問題でございます。
このために、県道を静岡市が拡幅されるという要望がある場合には、河川管理者といたしましても、道路管理者である静岡市とよく協議を行いまして、適切な対応をしてまいりたいと考えております。

○大口分科員 ありがとうございます。
ここも静岡市では大きな課題になっておりまして、今河川局長からそういうお話をいただきましたので、また鋭意しっかり地元の要望も聞いて進めてまいりたいな、このように考えております。
次に、県道藤枝静岡線の安倍川橋というのがあります。これは、一九二三年、大正十二年の七月二十三日供用開始ということで、延長四百九十・八メートル、幅七メートル、築八十五年で、中部五県で最も古い橋の一つでございます。材料は英国から輸入した鋼材を使用して、そして、ボーストリングトラス形式では国内最大級の橋長で、美しい弧を描いた姿が多くの静岡市民に親しまれております。
二〇〇五年でございますけれども、社団法人土木学会選奨の土木遺産ということで選ばれまして、ユニークな球形飾りのある橋門を持つなど、優美な姿を今日に残している大正期における最大級のトラス橋である、こういう橋でございます。
一般的に、橋梁の寿命というのは五十年から六十年と言われております。今回の道路財源の問題でも、橋の維持が大きな課題になっておるわけでございますけれども、この安倍川橋は築八十五年になって、鋼材の経年劣化とか鉄骨疲労とか耐震性ということで心配する声が私のところにも届いているわけなんですね。
この橋は重要なインフラでありますし、橋が使えなくなりますと、市民生活は多大な打撃を受けます。つけかえには多くの費用と時間もかかりますので、ここは長寿命化というんですか、その対策が早急に必要である、こういうふうに考えておりますけれども、国交省のお考えをお伺いしたいと思います。

○宮田政府参考人 お答えいたします。
中期計画素案の中でも、道路ストックの管理というのは極めて重要な課題だというふうに位置づけております。今先生御指摘の安倍川橋は、静岡県の歴史的土木遺産に登録をされておりまして、地域にとっての財産というべき橋梁であると認識しております。
地方自治体が管理するこういった貴重な橋梁については、長く安全に使用できるように大切に保存する、使えるようにするということが重要だと考えておりまして、平成十九年度より、道路橋の長寿命化修繕計画の策定に対して地方公共団体に補助する制度を設けております。静岡市も計画策定ということで取り組んでおられまして、この補助制度を活用していただいてございます。
この静岡市で立てられました長寿命化修繕計画に基づいて来年度より修繕を実施する予定と聞いておりまして、国土交通省といたしましても、静岡市の御要望を踏まえまして、本橋梁の修繕等に積極的に支援してまいりたいと考えております。

○大口分科員 ありがとうございます。
次に、東駿河湾環状道路についてお伺いしたいんです。
これは、東名高速、国一、国道二百四十六号、伊豆縦貫自動車道、さらに新東名とも接続する静岡県東部地域の骨格を形成する道路で、市街地の慢性的な交通渋滞の解消のみならず、災害時のライフラインとしての期待も高い路線でありますが、西区間の岡宮インターチェンジから原一本松までの七・八キロについて事業着手の見込みがついておりません。真に豊かな活力あふれる国土の形成のために、この岡宮インターチェンジから原一本松までの未整備区間の早期の事業着工が重要である、こう考えておりますけれども、国交省の対応についてお伺いしたいと思います。

○宮田政府参考人 お答えいたします。
先生御指摘の東駿河湾環状道路でございますが、沼津インター線の岡宮インターチェンジから一号までの塚原インターチェンジ十キロについては、平成二十年度供用でございます。残る塚原―函南間の五キロについても、今用地買収及び工事を推進してございます。
御指摘のありました西区間の岡宮インターから原一本松間八キロにつきましては、今申し上げました岡宮―函南間の進捗状況を勘案しながら、静岡県とも、あるいは地元とも御相談申し上げながら早期の事業化に向けて調整を図ってまいりたいと考えてございます。

○大口分科員 次に、都市計画道路の志太中央幹線の藤枝工区についてお伺いしたいと思います。
今、静岡県民の熱い期待が寄せられているのが富士山静岡空港、これが来年の三月開港に向けて着々と準備が進められています。この空港がもたらすインパクトというのは、人の交流、物流は言うに及ばず、産業、経済、教育、文化、スポーツ等、さまざまな分野で多大なものがあって、地元でもあるこの志太榛原地域の活性化だけではなくて、静岡県全体に非常に大きな影響を与える、こう思っております。
この中で、空港へのアクセス道路、そしてまた、そのアクセスにつながる道路を静岡県あるいは関係市町が開港に間に合うように工事を進めているところであります。慢性的な渋滞を引き起こしております百五十号の富士見橋、島田吉田線の谷口橋の間に、渋滞の緩和、それから新空港へのアクセスとして、現在、大井川新橋(仮称)が建設中であります。現況では平成二十一年度末には完成する予定であるということでございますが、この橋が完成すれば、空港及び榛南方面と、藤枝市や大井川以東の静岡県中部方面の交通は非常にスムーズになるものと考えられますが、これまで以上に人、物の交流が図れるに違いない、こう思っております。
この仮称大井川新橋と藤枝市内を結ぶ道路が都市計画道路の志太中央幹線であります。現在、県、藤枝市、大井川町がそれぞれ工事を進めていますが、逼迫した地方自治体の予算の中では、補助金を使いながらとはいうものの自治体が捻出できる金額は限られておって、完成がかなりおくれる路線があるわけです。こうした中で、暫定税率の議論、あるいは道路特定財源を見直すというような動きで事業がおくれるのではないかという不安が募っておるわけです。静岡空港の開港に間に合うように、志太中央幹線藤枝工区の道路整備促進に向けて国の支援についてお伺いしたいと思います。

○宮田政府参考人 お答え申し上げます。
今回、御審議をいただいてございます財源の特例法の中で、地方の事業はいろいろ進捗が厳しいということで、二つ制度を考えてございます。
一つは地方道路整備臨時交付金の国費率を高める、そういう工夫をする、運用をするということと、もう一つは地方公共団体が負担をされます道路整備費用の一部に対して国が無利子で貸し付ける地方道路整備臨時貸付金、五年据え置き、二十年償還、五年間で五千億というものでございますが、こういった措置を法律が通りますれば講ずることができるということでございます。
いろいろまた静岡県とも相談しながら、こういう制度の活用も含めまして、当該道路の整備が促進されるように積極的に支援をしてまいりたいと考えてございます。

○大口分科員 きょうは一部だけ道路整備について要望させていただきました。本当に、地方は道路の整備というのは要望がございます。本当に、将来の日本のためにも大臣にも頑張っていただきまして、また御協力をお願いしたいと思います。きょうは本当にありがとうございました。
以上で終わります。

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