2013年10月5日

中小企業を元気に―党経済産業部会―ものづくりの現場調査―静岡・富士市

公明党経済産業部会（江田康幸部会長＝衆議院議員）は１０月３日、静岡県富士市を訪れ、ものづくりの現場や、起業支援・経営相談に応じる市産業支援センター「ｆ-Biz」を視察するとともに、国の支援策などについて関係者と意見を交わしました。この視察には江田部会長のほか、大口よしのり、岡本三成、濱地雅一、国重徹、伊佐進一の各衆議院議員と新妻秀規参議院議員が参加しました。
一行は、冷熱機器の製造などを行う西山工業株式会社を訪問。懇談した小林公一代表取締役社長らは、他分野の中小企業と連携し先進技術で開発した全自動コーヒーマシンの事業化に国の補助を受けているが、「補助金を試作品の開発などにも充てられるようにしてほしい」と求めました。
次いで金子歯車工業株式会社を訪ね、金子佳久代表専務取締役らの案内で金属による歯車の製造工程を視察しました。金子専務は、歯車が航空機の装備品などに使われている一方、航空機産業への参入には特殊な国際規格の取得が必要になる点が課題と指摘していました。
産業支援センター「ｆ-Biz」では、中小企業支援の在り方などをめぐって小出宗昭センター長と意見交換。小出センター長は、センターの特徴として企業が経営改善するための知恵を提供していると説明しました。
江田部会長は、「同センターのような取り組みが全国に広がるよう力を尽くす」と述べるとともに、「中小企業の元気なくして経済再生はない」とし、現場の声を施策に反映させる考えを示しました。（※写真は「f-Biz」にて）