2017年11月26日

認知症当事者が相談役―仙台市で党対策本部―「おれんじドア」で実情聞く

認知症当事者が相談役―仙台市で党対策本部―「おれんじドア」で実情聞く

認知症対策推進本部（本部長＝古屋範子副代表）は１１月２５日、仙台を訪れ、認知症当事者が応じる相談窓口「おれんじドア」を視察しました。これには、大口よしのり国会対策委員長や地元市議会議員も同行しました。

おれんじドア実行委員会（代表＝丹野智文氏）が月１回を基本に開く同窓口では、当事者と家族が分かれてのグループ相談などを実施。当事者間の交流では、経験に基づく助言も受けられます。この日は当事者６人が就労などを巡り話し合いました。

若年性認知症当事者の実行委員は、「認知症の人同士が集うことで自分一人ではないという気持ちになれる」と強調。また、実行委員の医師は、「『認知症になっても元気に生きていける』と伝えられるのは当事者だけ。当事者だからこそできるサポートがある」と説明しました。

古屋本部長は、「当事者が当事者を支える重要性を痛感した。こうした場を全国に広げていける仕組みづくりを進めたい」と語りました。