18人の安全 なお未確認―厚生労働省 児童虐待対策チームに報告
厚生労働省と文部科学省は6月26日、児童虐待防止のための合同プロジェクトチーム(共同議長=大口善徳厚生労働副大臣、浮島智子文部科学副大臣)の会合を開催しました。厚生労働省は、児童相談所が在宅のまま見守っている子どもの状況を調べた結果、25日時点で18人の児童の安全を確認できなかったと報告しました。4月8日時点の前回集計では438人の安否が分からなかったが、新たに420人の安全を確認。残る18人も、面会するなどして確認作業を進めます。
調査は千葉県野田市で小学4年の栗原心愛さん=当時(10)=が死亡した事件を受け、継続的に行っています。
文部科学省も学校などを長期欠席した子どもに対して実施した安否確認の結果を合同チームに報告。4月15日までに教職員らが面会できなかった1999人を改めて調べたところ、704人について虐待の可能性が否定できないとして児童相談所や警察などと情報共有したと明らかにしました。残りは虐待の恐れがないと判断しました。
(公明新聞 2019年6月27日付より転載)