2020年3月4日

品目別に配慮が必要―党対策本部で全国農業協同組合中央会など―給食用牛乳、花き需要減に懸念

品目別に配慮が必要―党対策本部で全国農業協同組合中央会など―給食用牛乳、花き需要減に懸念

党新型コロナウイルス感染症対策本部（本部長＝斉藤鉄夫幹事長）は３月３日、衆議院第２議員会館で会合を開き、感染拡大による小学校などの臨時休校に伴う学校給食の停止の影響について、全国農業協同組合中央会（ＪＡ全中）や日本給食サービス協会、日本給食品連合会など４団体から現状を聴きました。これには、大口善徳衆議院議員も出席しました。

このうち全国農業協同組合中央会は、学校給食向け牛乳のキャンセルが拡大していることから、「酪農家などへの万全な経営支援の措置を」と要請。卒業式などの中止で、需要期であるはずの花きの販売減少が著しいとして、「品目別に支援の配慮をしてほしい」と要望しました。

また、日本給食サービス協会は、３月分の休業補償が給食事業者へ確実に支給されるよう、「国が財政的な下支えを行うべきだ」と要望しました。

一方、日本語教育振興協会は、中国などからの留学生の減少で休業となる教職員に対する支援を求めました。

斉藤本部長は、「要望を踏まえ、政府へ提言していきたい」と述べました。


（公明新聞　２０２０年３月４日付けより転載）