早めの受診促そう―身近な人の対応重要―党うつPTで国立精神・神経医療研究センターの藤井氏
党うつ対策プロジェクトチーム(座長=古屋範子副代表)は7月29日、参議院議員会館で会合を開き、国立精神・神経医療研究センターの藤井千代社会復帰研究部長の講演を聞きました。これには、大口善徳衆議院議員も出席しました。藤井氏は、うつ病の予防や適切な対処へ、地域の中で精神的な不調を抱える人に対し、家族や住民などの身近な人の早期介入で専門家への受診につなげる「メンタルヘルス・ファーストエイド」を普及させていくべきだと強調しました。
藤井氏は、精神疾患について「国内における三大健康被害要因であるものの、専門家への受診率は、まだまだ低い」と指摘。その上で、精神疾患への偏見と差別を減少させていく取り組みや、相談窓口、訪問支援などの体制強化を訴えました。
(公明新聞 2020年7月31日付より転載)