2020年9月4日

養育費支払い　確実に―法テラス活用も―公明が法務大臣に提言

養育費支払い　確実に―法テラス活用も―公明が法務大臣に提言

党不払い養育費問題対策プロジェクトチーム（座長＝大口善徳衆議院議員）は９月３日、法務省で森雅子法務大臣と会い、同問題の解決に向けた緊急提言を申し入れました。

席上、大口座長は、養育費の支払い率が母子家庭で２４．３％と低い水準にあると指摘し、不払いによる家庭の貧困を解消するためには「養育費の取り決めと履行の確保が重要だ」と強調しました。

提言では、養育費の取り決めを容易にするため、算定に当たって自動計算ツールの提供を検討することや、法律専門家によるオンラインでの相談体制の拡充を要請しました。

また、法テラス（日本司法支援センター）の法律相談援助を活用し、夜間・休日も利用可能にすることや、養育費問題に精通した弁護士に相談できるよう、家事事件の研修を実施することを求めました。

このほか、養育費に係る調停・審判手続きのリモート化などを検討する場の創設なども要望しました。

森法務大臣は、「しっかり受け止める」と応じました。



（公明新聞　２０２０年９月４日付より転載）