大口よしのりの政策・実績

大口よしのり国会質問

大口よしのり国会質問

2022年3月20日

208-衆-予算委員会第八分科会-2号 令和04年02月17日

○大口分科員 公明党の大口善徳でございます。
 今日は、御質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。
 まず最初に、昨年七月一日からの大雨で、七月三日、静岡県熱海市において盛土が崩壊し土石流が発生、お亡くなりになった方が二十六名、いまだ行方不明の方が一名、多くの住家被害など、甚大な人的、物的被害となりました。あれから七か月が経過いたしました。改めて、犠牲となられた方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災された全ての皆様に心よりお見舞い申し上げます。
 土石流災害からの復旧に当たっては、緊急的な砂防工事を迅速かつ効率的に進め、被災地の復旧復興を加速するため、国交省の中部整備局において直轄砂防災害関連緊急事業を令和四年度末完成を目標に実施していただいております。
 この件については、七月十三日、赤羽国交大臣にいろいろ支援の緊急要請をさせていただき、そして、盛土の総点検あるいは規制の見直しの要望もさせていただきました。
 昨年十一月八日には斉藤国交大臣にも現場を視察していただき、そしてまた、盛土に関する法規制強化について、国交省として積極的に対応していきたい、こう述べていただきました。
 政府も本当にこの問題について対応していただきまして、八月の十日には盛土による災害防止のための関係府省庁連絡会議が開催され、翌日には、関係省庁局長等の連名で、各都道府県知事に対し、全国の盛土の総点検、これを要請し、昨年十二月十日には総点検の状況の暫定取りまとめが公表されました。
 また、内閣府は、関係府省庁連絡会議と並行して、昨年九月三十日、盛土による災害防止に関する検討会を設置し、この検討会が十二月二十四日に取りまとめの提言を出されまして、そこで、盛土の総点検等で確認された災害危険性の高い盛土に対する具体的な対応策、危険な盛土等の発生を防止するための仕組み、すなわち、新たな法制度の創設、法施行体制・能力の強化、建設工事から発生する土の搬出先の明確化などが盛り込まれたわけでございます。
 この総点検の結果や検討会の提言も踏まえまして、例えば令和三年度の補正予算、そして令和四年度の予算案に地方公共団体への支援が盛り込まれたわけでございます。
 我が党も、国民の生命、身体、暮らしを守るため、危険な盛土等を全国一律の基準で包括的に規制する新たな法整備を強く要望してきたところでございます。
 ここで、国交大臣に三点お伺いします。
 国会に提出が予定されていますいわゆる盛土規制法案、宅地造成及び特定盛土等規制法案につきまして、盛土等に伴う災害の防止に関する国による基本方針の策定、それから、土地の利用区分にかかわらず隙間のない規制、盛土等の安全性の確保、責任の所在の明確化と危険の確実な除去、実効性のある厳格な罰則が規定されています。この法案の意義についてであります。
 また、二点目に、この法案を実効性あるものにするためには、違反行為に対する施工停止命令、改善命令等の実施や厳格な罰則の適用、平素からの監視や違反行為の早期発見、関係機関との情報共有や行為者等への迅速な行政処分等の法施行体制・能力の強化、これが重要と考えます。この点について。
 そして、三点目に、建設工事から発生する土の搬出先の明確化であります。全ての公共事業発注者に指定利用等の原則実施を要請すること、そして、公共、民間工事での建設発生土の再生資源利用促進計画の強化、徹底をすることでございます。それとともに、受注者が建設発生土の適切な処理を行えるよう、発注者が工事の発注段階で建設発生土の運搬、処理費を適切に計上すること、予期せぬ費用増が生じた場合には受注者と適切に協議すること、これが重要と考えます。
 以上三点について、大臣にお伺いします。

○斉藤国務大臣 まず、昨年七月の熱海市での土石流災害の際、そして、その後、地元の議員である大口委員におきましては、御指導いただきまして大変ありがとうございます。そのおかげをもちまして、危険な盛土を包括的に規制する法制度を構築しようというところまで参りました。
 今、新しい法制度について三点御質問がありました。
 まず、一点目の法案の意義でございますけれども、新たに造成される盛土等について、土地の用途にかかわらず許可に係らしめ、全国一律の基準により安全確保を図る。また、既存の盛土等についても、災害防止のため必要なときは土地所有者や行為者等に対し是正措置を命令することを可能とする。また、無許可行為や命令違反等について、厳格な罰則を適用することで規制の実効性を確保する。これがまず意義でございます。
 二点目の、法制度を実効あらしめる施策でございますが、自治体の執行体制を確立するとともに、廃棄物担当部局や警察など、関係部局との連携強化が不可欠で、この点を強化いたします。具体的には、自治体が円滑に法制度を執行できるよう国でガイドラインを整備する、それから、地方整備局から職員を派遣し、自治体の関係部局間の連携を促す、こういう形で自治体を支援し、実効あらしめるものにしていきたいと思っております。
 そして、三点目の、建設工事から発生する土の搬出先の明確化でございますけれども、具体的には、搬出先での盛土等の行為について、法制度に基づく許可を事前に確認するなど、元請業者において搬出先が適正であることを確認する仕組みをつくります。また、公共工事における指定利用等の取組を徹底していきたいと思っております。このほか、建設発生土の適正な処理を担保するため、発注者に対して、委員御指摘のございました、契約締結時に適切な費用負担をすべきことや、追加負担等について受注者と適切に協議すべきこと等について要請できる仕組みにしております。
 国土交通省として、二度と熱海市と同様の悲劇を繰り返さないよう、今国会における法案提出へ向けてしっかりと取り組んでまいります。

○大口分科員 これは、熱海市だけじゃなくて全国、本当に知事さん始め要望がございます。しっかり、この国会で法律が成立され、そして機能するように、国交大臣のリーダーシップを期待しております。
 次に、国道一号長沼交差点付近の道路機能強化についてお伺いします。
 国道一号長沼交差点の渋滞損失時間は、対策が未計画の箇所で静岡県内ワーストワンでございます。県内の国道一号の平均の約六倍の渋滞損失時間が発生しており、交通事故が多発しています。
 また、国道一号長沼交差点の南にはJR東海道線、東海道新幹線をまたぐ長沼大橋が接続していますが、供用から既に五十五年が経過し、老朽化問題に加え、橋脚は熊本地震で落橋した府領第一橋と同じロッキング橋脚で、単独で自立せず、大規模地震で落橋する可能性があります。
 昨年二月の当分科会でも、私も、赤羽前大臣に対して、国道一号長沼交差点付近の道路機能強化は、広域道路ネットワーク、防災・減災、国土強靱化、災害時のリダンダンシーの観点から、東名、新東名、国道一号、国道一号バイパス、国道百五十号などを南北で結ぶ地域高規格道路、静岡南北道路の計画の中で、長沼交差点の渋滞対策、長沼大橋の老朽化対策を国が主体的に検討するよう求めました。
 そして、前大臣からは、夏を目途に立体化の方針を示す、こういう答弁をいただき、五月二十一日にも、期成同盟の田辺静岡市長・会長や、上川法務大臣当時、それと期成同盟の顧問をやっております私が赤羽大臣に要望させていただき、そして七月十六日、第三回の静岡県道路交通渋滞対策推進協議会長沼ワーキンググループにて、静岡鉄道踏切と長沼交差点をまたぐ立体化事業と長沼大橋架け替え事業の一体的な実施の方向性が示されたわけでございます。
 これは静岡市民にとって悲願の道路整備でございまして、計画段階評価のプロセスに入る時期が来ている、こういうふうに考えております。再度、国交大臣に今後の見通しについてお伺いします。

○斉藤国務大臣 静岡市内の幹線道路ネットワークとしましては、新東名高速、国道一号静清バイパス、それから東名高速等が東西軸として整備され、これらを相互に連絡する静岡南北道路が南北軸として計画されております。
 この静岡南北道路が国道一号現道と交差する長沼交差点において慢性的な渋滞が発生し、地域の生活や経済活動に支障が生じています。
 また、平成二十九年の台風二十一号により東名高速と国道一号が通行止めとなりましたが、新東名高速への迂回交通が清水連絡路に集中し、災害時の代替性確保の観点でも、南北軸の道路ネットワークを強化すべきとの課題が顕在化したところでございます。
 これらの問題を解決するため、昨年七月、国土交通省、静岡県及び静岡市で構成するワーキンググループにおいて、国道一号長沼交差点の機能強化案として、静岡鉄道踏切と長沼交差点をまたぐ主要地方道山脇大谷線の立体化事業と、JRをまたぐ長沼大橋の架け替え事業の一体的な実施を決定したところでございます。
 国土交通省としましては、引き続き、関係自治体と連携しつつ、来年度からの計画段階評価の着手に向け、この対策案の詳細な検討を鋭意進めていきたいと思っております。

○大口分科員 明確に来年度からの着手ということを明言していただき、ありがとうございます。
 大臣、これで御退出をしていただければと思います。

○稲津主査 それでは、斉藤大臣におかれましては離席していただいて結構でございます。

○大口分科員 次に、国道一号静清バイパスの清水立体についてお伺いします。
 国道一号静清バイパスは、県都静岡市の東西交通の大動脈であり、国道一号の渋滞緩和や国際拠点港湾清水港へのアクセス向上を目的とした道路であります。東名、新東名、中部横断自動車道と高速道路ネットワークを結び、地域経済の活性化や災害時の救援活動など、様々なストック効果を生み出すものであります。
 清水立体は、静岡市清水区横砂東町から八坂西町の二・四キロメートルを高架構造に変更する事業で、静清バイパスで唯一立体化が完成していない区間でございます。信号交差点が七か所連続し、一日七万台前後の車両が通過することから激しい渋滞が発生し、この区間の交通事故の死傷件数も立体化区間より多く発生しております。
 昨年の当分科会で、私は、限られた予算で一日も早い整備効果を出すためには上り線から先に供用してはどうかと提案させていただきました。この上り線を先に供用することと、今後の供用開始の見通しについて、道路局長にお伺いします。
    〔主査退席、今村主査代理着席〕

○村山政府参考人 お答えいたします。
 国道一号静清バイパスは、東西の交通の大動脈として、約七万台の交通を担う重要な幹線道路であります。
 このうち、清水立体区間につきましては静清バイパスの中で唯一立体化が完了しておりません。このため、前後の区間と比べて速度低下が著しく、国際拠点港湾である清水港へのアクセスに支障が生じており、早期の立体化が望まれているところであります。
 現在、現道の切り回しを行いながら工事を進めており、今年度は、本線の全ての橋梁下部工に着手するとともに、八坂地区において橋梁上部工にも着手したところでございます。
 今後は、委員御指摘のとおり、早期に整備効果を発現させるため、まずは東京行きの上り線工事を優先的に進めております。この上り線の開通時期につきましては、工程を現在精査して検討中でございます。
 引き続き、地域の皆様の御協力を得ながら、一日も早い完成を目指して、しっかりと整備を進めてまいります。

○大口分科員 優先的に進めるということでございますので、しっかりお願いをしたいと思います。
 次に、国道一号浜松バイパスについてお伺いします。
 平成三十年の二月に、当分科会で当時石井大臣に質問させていただきました。
 磐田バイパスから浜名バイパスを結ぶ延長十八・三キロで、一日当たりの交通量が約四万台ということで、静岡県西部地域の大動脈であります。石井大臣が、これについては、国、静岡県、浜松市等の関係機関から成る国道一号浜松バイパス連絡調整会議、これを設置していただいたところでございます。そして、三十一年の三月に、第三回の連絡調整会議で、現状で課題が顕在化している長鶴交差点から中田島砂丘入口交差点間の延長六キロを優先整備区間と設定し、整備を進めることになったわけでございます。
 そして、昨年の二月二十四日、中部整備局は中部小委員会で計画段階評価に着手、また、四月の二十七日には防災・減災、国土強靱化に向けた道路の五か年対策プログラムで計画段階評価推進区間に位置づけられ、六月の中部小委員会で立体化プラス平面六車線化を対応方針とすることが示されたわけであります。
 一昨日、期成同盟の鈴木康友浜松市長・期成同盟会長、そして私、塩谷、城内両代議士、また公明党の浜松市議団とともに斉藤大臣に直接面談し、そして、市長から二月十日に都市計画変更が完了しましたとの報告とともに、令和四年度の新規事業化の要望を行いました。
 これについて道路局長より答弁をいただきます。

○村山政府参考人 お答えします。
 国道一号浜松バイパスは、広域的な物流交通を支えるとともに、市街地の地域交通を担う重要な幹線道路であります。
 このうち、長鶴交差点から中田島砂丘入口交差点間につきましては、主要渋滞箇所となっております四か所で朝夕を中心とした渋滞が発生しております。特に課題が大きい区間と認識してございます。
 このため、整備を優先的に進める区間につきまして計画段階評価を進め、昨年六月に立体化と平面六車化を組み合わせた対応方針を決定してございます。また、委員御指摘のとおり、本年二月十日に浜松市が都市計画決定をしております。
 当該区間につきましては、立体化等の必要性を十分認識しているところでございます。令和四年度の事業化に向けまして、しっかりと検討をしてまいります。

○大口分科員 次に、直轄国道百三十九号の渋滞対策と一般広域道路富士富士宮道路についてお伺いします。
 直轄国道百三十九号の一部を構成する西富士道路の交通量が、平成二十四年四月の無料化と新東名の開通に加え、翌平成二十五年六月の富士山世界文化遺産登録も相まって、一日当たりの交通量は無料化前の二倍以上、約五万台弱に増加し、また、特に大型車の増加が著しく、令和元年の調査では一日当たり九千六百六十台と、これは無料化前の十三倍の交通量になります。
 交通量の増加によって、富士宮市では国道百三十九号小泉若宮交差点など主要信号交差点で、また、富士市内でも国道百三十九号ほか主要幹線道路で朝夕の通勤時間帯を中心に渋滞が発生。週末、観光シーズンには更に激しい渋滞が発生し、交通事故が多発するなど、市民生活や経済活動に大きな影響が出ております。
 令和三年三月、国土交通省の中部地方整備局で、新広域道路計画中部ブロック版、その中で、重要港湾田子の浦港から富士山南麓を結ぶ富士富士宮道路を広域道路ネットワーク路線の一般広域道路に設定していただいたわけであります。
 この一般広域道路富士富士宮道路は、両市にまたがる国道百三十九号の慢性的な渋滞を解消し、東名、新東名、国道一号、国道四百六十九号などの東西主要幹線道路へのアクセスを向上させ、物流の効率化、観光交流の活性化など、富士市、富士宮市から成る岳南都市圏の発展や交流促進に大きく貢献する道路であります。さらに、懸念される富士山噴火や切迫する巨大地震の災害時には、避難路、緊急輸送路として市民の命を守る命の道にもなります。
 本年一月二十九日、一般広域道路富士富士宮道路建設促進期成同盟会が発足、富士宮の須藤市長が会長に就任され、私を含む地元の国会議員も顧問に就任したところでございます。
 直轄事業としての整備の促進に向け、速やかに調査や所要の手続を進めるべきと考えますが、道路局長の御所見をお伺いします。

○村山政府参考人 お答えいたします。
 国道百三十九号は、静岡県富士市から富士宮市を経由し山梨県に至る、静岡県東部地域を南北に連絡する道路であります。
 この国道百三十九号は、東名、新東名、国道一号を連絡するなど、広域道路ネットワークを構成するとともに、富士市と富士宮市から成る生活圏の社会経済活動を支える重要な道路と認識してございます。
 一方で、国道百三十九号や、百三十九号に並行する県道におきましては、慢性的な渋滞が発生しており、円滑な移動に支障が生じております。
 このため、国土交通省では、百三十九号の渋滞緩和を図るため、富士改良事業や広見インターチェンジ交差点改良事業を現在実施しております。
 国土交通省としましては、引き続き、事業中箇所の進捗を図りますとともに、百三十九号が担う人流、物流の更なる円滑化を図るため、関係自治体とも連携しながら、必要な調査を鋭意進めてまいります。

○大口分科員 何といたしましても、この岳南地域の将来の発展を考えますと大事な事業でございますし、将来的には、静岡県富士宮市と山梨県南部町を結ぶ、中部横断自動車道に接続する富士宮富沢連絡道路の構想もございます。しっかり、道路局に御理解いただいて、進めてまいりたいと思います。
 次に、清水港についてお伺いします。
 国交省の中部地方整備局の清水港湾事務所、これが昨年、百周年の佳節を迎えました。もとより、所長を始め関係者の方に清水港と地域の発展のために御尽力いただいたこと、ここで感謝を申し上げたいと思います。
 特定重要港湾、国際拠点港湾、国際旅客船拠点形成港湾である清水港の整備についてお伺いします。
 静岡県が公表しています第四次地震被害想定において、南海トラフ巨大地震で、清水港では津波による甚大な被害が想定されています。津波から多くの人命や財産を守り、港湾施設や港湾関係産業への被害を最小限に抑え、市民が安全で安心して暮らせる町をつくるには、外港防波堤を粘り強い構造へ改良する事業を加速化させるとともに、津波による被害から背後地を防護する防潮堤の整備が重要であります。
 清水港の江尻、日の出地区は住宅や工場の密集地域で、近くにJR清水駅、音楽ホール、複合商業施設、河岸の市もあります。大型クルーズ船が接岸する岸壁があり、多くの人でにぎわうベイエリアでありますが、防潮堤のない無堤区間があります。
 昨年二月の当分科会で、この無堤区間の整備に国も積極的に支援するよう求めたところ、日の出地区は令和三年度新規個別補助事業箇所に指定していただきました。
 江尻、日の出地区の防潮堤整備の令和四年度の取組について、港湾局長にお伺いします。

○浅輪政府参考人 お答えいたします。
 まず、大口先生から冒頭、清水港湾事務所について御発言をいただきました。誠にありがとうございます。引き続き、住民の方々の暮らしと命を守るための港湾整備、海岸整備、それから港町づくりに一生懸命取り組ませていただきます。
 さて、清水港を含みます静岡県沿岸部につきましては、南海トラフ地震津波避難対策特別強化地域に指定されておりまして、切迫する南海トラフ地震などに備えた津波対策は極めて重要な課題であると認識しております。
 しかしながら、先生御指摘のとおり、日の出地区、江尻地区につきましては、いわゆる無堤区間と呼ばれます防潮堤が整備されていない区間が一部存在しておりまして、また、既設の防潮堤の高さも不十分であることから、その対策が急務であります。
 このため、国土交通省では、ただいま御発言いただきましたとおり、効果の早期発現の観点から、日の出地区の無堤区間への防潮堤の新設、既設防潮堤のかさ上げなどの対策を津波対策緊急事業として採択したところでございます。現在、海岸管理者であります静岡県が設計を進めております。
 また、江尻地区におきます津波対策につきましても、令和三年度から新たに防災・安全交付金により支援することとしておりまして、静岡県が一部区間の測量に着手したところです。
 令和四年度も、引き続き、江尻地区、日の出地区を含め、清水港の津波対策をしっかりと支援してまいります。

○大口分科員 ありがとうございます。しっかり推進をお願いしたいと思うところでございます。
 道路局長には浜松湖西豊橋道路についても質問を立てておりましたが、時間の関係がございます。ただ、令和三年十一月の中部地方小委員会で西側ルートでの対応ということが示されました。今後の取組についてお願いいたします。

○村山政府参考人 委員御指摘の浜松湖西豊橋道路についてであります。
 地域には自動車の関連企業が多数立地しておりまして、大変重要な道路だと認識してございます。
 委員御指摘のとおり、昨年十一月に、東名高速三ケ日ジャンクションと三河港を最短で結ぶルート案を概略ルートとして決定しております。
 今後、浜松市、静岡県、愛知県が都市計画及び環境影響評価の手続を進めることとしておりまして、国土交通省としましては、これら関係機関と連携しまして、環境調査や詳細ルートの検討など、引き続き、これらの手続が円滑に進むように取り組んでまいります。

○大口分科員 この浜松湖西豊橋道路も非常に重要な道路でございます。着実に手続を前に進めていただきたいことを要望申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。
 ありがとうございました。

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