正しい知識後世伝える―静岡のハンセン病施設訪問―大口厚生労働副大臣
大口善徳厚生労働副大臣は12月25日、ハンセン病の元患者が暮らす国立駿河療養所(静岡県御殿場市、所長=三宅智氏)を訪れ、入所者自治会の小鹿美佐雄会長らと懇談しました。同市内の神山復生病院も視察しました。これには、県・市・町議会議員が同行しました。
駿河療養所での懇談では小鹿会長が、医師や介護職員不足を背景に補充を要望。大口副大臣は「安心して暮らしてもらえるように対応していく」と述べました。
この後、一行は、入所者が生活する場所や、同療養所の敷地内にある「ハンセン病資料室」を訪問。小鹿会長の説明を受けながら、長年、理解が得られなかったハンセン病の正しい知識が書かれたパネルや写真を見て回りました。
訪問を終え、大口副大臣は「ハンセン病の歴史が後世に届くように支援していく」と語りました。
(公明新聞 2018年12月26日付より転載)